発達障害について

2023年3月29日

概要

厚生労働省によると、発達障害とは、生まれつきみられる脳の働き方の違いにより、幼児のうちから行動面や情緒面に特徴がある状態をいいます。

脳の働き方には多少のデコボコがあるものですが、10%前後の割合(AB型や左利きと同じくらい)で、極端なバランスの脳が出現する(発達特性がある)ことがわかっています。

その特性がある10%のうち、よりデコボコが強い1~2%は困りごとが大きく、社会(日常生活)への適応が難しいため、障害と診断するケースが多いです。

発達障害には、自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠如・多動症(ADHD)、学習障害(SLD)、チック症、吃音などが含まれます。

黒柳徹子さん、さかなクン米津玄師さん、沖田×華さん、SEKAI NO OWARI.ボーカル深瀬さん、ミッツ・マングローブさんなど、多くの有名人が公表していたりします。

工夫が重要

外見には特に変化がないため、努力不足や、心の弱さが原因などの誤解を受けやすいです。

生まれ持ったものなので、意識を変えようと頑張るだけでは、困りごとの解消が難しいと言えます。

本人や家族・周囲の人が、特性に応じた工夫をして対処するのが重要となります。

特性の把握

自分にどのような特性があるか知ることは、合理的で効率の良いサポートの手掛かりになります。

例えば、犬にお手やおすわりの訓練をするのは当たり前ですが、猫にそれらの訓練をしても習得しにくいのと似ています。

犬?猫?カバ?鳥? と、自分の特性や傾向を知ることで、サルの群れで必要な工夫は何? 犬と猫が協力するには? と、有効性の高い対策を探しやすくなります。

あまり深刻に考えず、自分の困りごとは特性が原因かも? と思ったら病院に相談してみてください。

脳医学は未解明の部分も多く、診断も原因も様々です。

対策のヒントがあると、サポーターも動きやすくなります。

配慮の方針

いまここ

感覚特性

対象外

合理的配慮の詳細

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