プロフィール

2021年7月2日

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はじめまして。南乃フリュです。

フリーランスとして、パソコン初心者さんやクリスタ初心者さんのデジタル化をサポートしています。
メインのクライアントは漫画関係者さんですが、アマチュアのご依頼も受けています。

よろしくお願いします◎

経歴

生まれ~業界入り

出身は新潟県五泉市(旧村松町)。
登下校に熊よけの鈴が必要な感じの田舎で育ちました。

新潟県立新津高校を卒業し、進学のため上京。
駒澤大学文学部と代々木アニメーション学院に在学中、漫画投稿で担当付きに。
担当さんの紹介で少女漫画を中心にアシスタントを開始しました。

同時期にGREEやモバゲーのキャラクターイラストや企業広告漫画を中心にイラストレーターも始め、アナログ線画をPhotoshopで塗る形でデジタルに関わり始めました。

アシ先がComicStudio(通称コミスタ)でデジタル化をした際、作業についていけずクビになり、アシスタントはアナログ中心の活動に切り替えました。
その後は10年ほど、様々な現場でトーンチーフをしたり、背景含めたヘルプをしたりしていました。

クリスタ講師を開始

CLIP STUDIO PAINT(通称クリスタ)発売時、仕様がPhotoshopに近いことからフルデジタルに移行する決意をし、独学でカラーや漫画の描き方を習得します。

クリスタによるアシ先のデジタル化をお世話したことで、他の現場からも教えてほしいと口コミで広がり、隙間時間にクリスタ講師もするようになりました。

SNSで共通の困りごとや対策をシェアするうち、フォロワーは6000人を突破。
企業からのお声もあり、動画配信講座や、共著のリーダーとしてクリスタ教本の執筆にも携わりました。

パルミーのぶひぃ講座見出し
Palmieにて配信中。クリスタのバージョンが古いので今と違う部分があります

まだクリスタが黎明期で情報がなかったこともあり、この講座と時短本はプロから大きな反響を得ました。
講座は当時の他の講座と比べると4倍ほどの申し込みがあり、時短本も編集さんが漫画家さんに配るなど、一般の技法書とは少し違う反応を貰いました。

参考:【ログ】クリスタ時短本のお知らせと感想(随時更新)

この時期に漫画家デビューを果たし、原案付きのweb漫画連載と、オリジナルの単行本を出させてもらいました。
同人活動も含め、創作に関するだいたいのことは一通り経験したと思います。

2017年には、マンナビさんでインタビューに答えました◎

休養~復帰

そののち、私の活動や漫画がきっかけでストーカーにあい、家に引きこもるようになり、もろもろの活動から距離をとりました。

主に使っていたSNSはストーカーの嫌がらせによりアカウント凍結。
引っ越しで被害は収まりましたが創作活動に携わる気力がわかず、別業種にて働き始めたところ、コロナ禍に突入。

デジタル化を余儀なくされた漫画家さんから「どこを探しても頼れる人がいない」「無視覚悟で連絡しました」「藁を掴む心境です」 という切実な依頼を頂くうち、私にしかできないことがあるかもしれないと思い、業界に戻ることを決めました。

受講生にはパソコン初心者さんが多いので、現在は「クリスタ講師」ではなく「デジタル化コーチ」として、デジタル化と漫画制作に関するあらゆることを専門にサポートしています。

プロット・ネーム・作画・演出のサポート、アシスタント育成、リモート環境構築、同人誌、SNSなど多岐にわたります。

初心表明

「デジタルやクリスタを教わる場所」は、世の中にたくさんあると思います。

たとえば背景美塾さん、パルミーさん、デジタルノイズさん、メイキングやテクニックの本、全国各地の学校、通信教育講座などなど。

無料の動画、ツィート、記事、サイトも溢れていて、情報にはいくらでもアクセスできる時代です。

だけど私が南乃フリュになる前、クリスタ講師は趣味という舐めたスタンスだったときから、プロ作家さんからの依頼が絶えませんでした。

大体、理由は同じです。

  • そもそもクリックやドラッグなどのパソコン用語がわからない
  • 講座を受けても自宅で再現できない
  • 情報がありすぎて自分に合う方法がわからない
  • 試行錯誤する時間も余裕もない
  • 作品作りにプラスしてスタッフ対応もできる気がしない
  • 道のりが遠すぎて心が折れる

「初心者向けといいつつ、真の初心者向けがない」「プロの作品作りを個別にケアするサービスがない」現状がありました。

その需要の隙間に、たまたま私がスポッとハマっていたのです。

どこかに人を集めるのではなく、クライアントに出向くのが私にとっての当たり前だったので、現場に合わせた対応ができたのです。

そして共通する困りごとの解決法をSNSで発信するうち、「動画で講座しませんか」「うちで講座しませんか」と企業さんからお声をかけて頂くようになり、様々な経験をさせて頂きました。

この経験を通して、気づいたことがありました。

デジタルもクリスタもできることが多いので、相性のいい方法は人によって違います。

だけど自分対不特定多数の形式は、万人向けにするため大枠の説明で終わるしかなく、個人のフォローを十分にできず、真の初心者さんは成果をあげられないのです。

またメインとするのは「クリスタというソフトの扱い」なので、 「パソコンやiPadの基本、デジタルファイルの基本がわからない人」や、アシスタントという「組織をリモートで扱う方法がわからない人」は答えがもらえないままでした。

さらに不特定多数を対象とした講座は、教える側が目標を決め、逆算で立てたスケジュールに受講生がついていく形です。

人には個人に合ったペースがあるのに、誰かの決めたペースについていけない人は道に迷うしかありませんでした。

特に少人数の対面講座では、「この人はいま置いてけぼりになっている」と明確にわかります。
勇気を出して、お金を払って、不安と闘いながら電車に乗って、席について。
「なるほど~!」「できた~!」と盛り上がる周囲と裏腹に、自分だけが講座が進むごとにわからなくなっていく。
「私の質問でみんなの時間を奪ってしまう」「やっぱり私はムリなんだ」と、居たたまれない思いで時間をやり過ごしているのだと、人の前にいるとよくわかるのです。

「この内容の講座は他でもしている。それに私がこのフィールドでいくら頑張っても、一番困っている初心者さんには行き場がない」と実感するたび、やるせない思いが渦巻いていました。

それはまさに、過去の自分だからです。

知らない常識が多すぎて、知り合いに「一から教えて」と頼むのもおこがましい。

コミスタが主流でクリスタを使う人が周囲におらず、公式ガイドブックを見てもチンプンカンプンで、Photoshopの教本とHowto同人誌を買いあさり、わずかな情報を求めてネットを徘徊し、数年かけてやっと仕事で扱えるようになったこと。

ノートパソコンのmacからデスクトップのwindowsに乗り換えたときは、分からないことだらけ。ばっちりウィルスにもかかりました。
楽しかった一方で、これは何だ、これはどうする、と唸ることも多かった。

マウス、板タブ、液タブ、タブレット……と、たくさんのデバイスも使いました。
アナログ原稿の画材代、奨学金と身内の借金の返済、デジタル関係の費用などを捻出するため、バイトとアシスタントとフリーの仕事を並行し、常に睡眠不足でした。

時間とお金をかけまくって、追われるような日々を積み重ねて、結果を出してきました。

だから、できない人の気持ちがよくわかります
何がわからないか、どこに躓くかもわかります

漫画家さんのギリギリの環境も想像できます


どうにかして力になりたい気持ちが、ずっと燻ぶっていました。

一方で、子供のころからの夢が叶い作家の道も見えはじめ、そちらを応援してくれる人もいて、創作活動を頑張りたいとも思っていました。

いま振り返るとすごく中途半端でしたが、当時は本気でした。
どうにか時間をやりくりし、イラストレーター・漫画家・初心者向けの講師をやってやるぜと思っていたのです。

だけど、私の器で三足の草鞋を履きこなし、現場ごとにきめ細やかなサポートをするのは不可能でした。
パンクの決定打はストーカーでしたが、そもそも身の丈に合わない目標を立てていたのが原因です。

たくさんの方にご迷惑をかけ、期待を裏切ってきました。
未解決の問題もありますが、スタンスを改めて、自分にできることをやっていきます。

個別に話を聞き、ホームに通い、その人のペースに合わせ、できるまで何年でも付き合う、家庭教師のような存在

過去の自分が心底求めたコーチ像を体現し、困っている人の役に立ちたい。

この初心を忘れずに、頑張っていきます。
どうぞよろしくお願いします。

その他の自己紹介

細かい部分はブログに記載しています。
よかったらご覧くださいませ◎

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