本ページはプロモーションが含まれています
はじめまして。南乃フリュです。
フリーランスとして、パソコン初心者さんやクリスタ初心者さんのデジタル化をサポートしています。
メインのクライアントは漫画関係者さんですが、アマチュアのご依頼も受けています。
よろしくお願いします◎
経歴
生まれ~業界入り
出身は新潟県五泉市(旧村松町)。
登下校に熊よけの鈴が必要な感じの田舎で育ちました。
新潟県立新津高校を卒業し、進学のため上京。
駒澤大学文学部と代々木アニメーション学院に在学中、漫画投稿で担当付きに。
担当さんの紹介で少女漫画を中心にアシスタントを開始しました。
同時期にGREEやモバゲーのキャラクターイラストや企業広告漫画を中心にイラストレーターも始め、アナログ線画をPhotoshopで塗る形でデジタルに関わり始めました。
アシ先がComicStudio(通称コミスタ)でデジタル化をした際、作業についていけずクビになり、アシスタントはアナログ中心の活動に切り替えました。
その後は10年ほど、様々な現場でトーンチーフをしたり、背景含めたヘルプをしたりしていました。
クリスタ講師を開始
CLIP STUDIO PAINT(通称クリスタ)発売時、仕様がPhotoshopに近いことからフルデジタルに移行する決意をし、独学でカラーや漫画の描き方を習得します。
クリスタによるアシ先のデジタル化をお世話したことで、他の現場からも教えてほしいと口コミで広がり、隙間時間にクリスタ講師もするようになりました。
SNSで共通の困りごとや対策をシェアするうち、フォロワーは6000人を突破。
企業からのお声もあり、動画配信講座や、共著のリーダーとしてクリスタ教本の執筆にも携わりました。
まだクリスタが黎明期で情報がなかったこともあり、この講座と時短本はプロから大きな反響を得ました。
講座は当時の他の講座と比べると4倍ほどの申し込みがあり、時短本も編集さんが漫画家さんに配るなど、一般の技法書とは少し違う反応を貰いました。
参考:【ログ】クリスタ時短本のお知らせと感想(随時更新)
この時期に漫画家デビューを果たし、原案付きのweb漫画連載と、オリジナルの単行本を出させてもらいました。
同人活動も含め、創作に関するだいたいのことは一通り経験したと思います。
2017年には、マンナビさんでインタビューに答えました◎
休養~復帰
そののち、私の活動や漫画がきっかけでストーカーにあい、家に引きこもるようになり、もろもろの活動から距離をとりました。
主に使っていたSNSはストーカーの嫌がらせによりアカウント凍結。
引っ越しで被害は収まりましたが創作活動に携わる気力がわかず、別業種にて働き始めたところ、コロナ禍に突入。
デジタル化を余儀なくされた漫画家さんから「どこを探しても頼れる人がいない」「無視覚悟で連絡しました」「藁を掴む心境です」 という切実な依頼を頂くうち、私にしかできないことがあるかもしれないと思い、業界に戻ることを決めました。
受講生にはパソコン初心者さんが多いので、現在は「クリスタ講師」ではなく「デジタル化コーチ」として、デジタル化と漫画制作に関するあらゆることを専門にサポートしています。
プロット・ネーム・作画・演出のサポート、アシスタント育成、リモート環境構築、同人誌、SNSなど多岐にわたります。
初心表明
「デジタルやクリスタを教わる場所」は、世の中にたくさんあると思います。
たとえば背景美塾さん、パルミーさん、デジタルノイズさん、メイキングやテクニックの本、全国各地の学校、通信教育講座などなど。
無料の動画、ツィート、記事、サイトも溢れていて、情報にはいくらでもアクセスできる時代です。
だけど私が南乃フリュになる前、クリスタ講師は趣味という舐めたスタンスだったときから、プロ作家さんからの依頼が絶えませんでした。
大体、理由は同じです。
- そもそもクリックやドラッグなどのパソコン用語がわからない
- 講座を受けても自宅で再現できない
- 情報がありすぎて自分に合う方法がわからない
- 試行錯誤する時間も余裕もない
- 作品作りにプラスしてスタッフ対応もできる気がしない
- 道のりが遠すぎて心が折れる
「初心者向けといいつつ、真の初心者向けがない」「プロの作品作りを個別にケアするサービスがない」現状がありました。
その需要の隙間に、たまたま私がスポッとハマっていたのです。
どこかに人を集めるのではなく、クライアントに出向くのが私にとっての当たり前だったので、現場に合わせた対応ができたのです。
そして共通する困りごとの解決法をSNSで発信するうち、「動画で講座しませんか」「うちで講座しませんか」と企業さんからお声をかけて頂くようになり、様々な経験をさせて頂きました。
この経験を通して、気づいたことがありました。
デジタルもクリスタもできることが多いので、相性のいい方法は人によって違います。
だけど自分対不特定多数の形式は、万人向けにするため大枠の説明で終わるしかなく、個人のフォローを十分にできず、真の初心者さんは成果をあげられないのです。
またメインとするのは「クリスタというソフトの扱い」なので、 「パソコンやiPadの基本、デジタルファイルの基本がわからない人」や、アシスタントという「組織をリモートで扱う方法がわからない人」は答えがもらえないままでした。
さらに不特定多数を対象とした講座は、教える側が目標を決め、逆算で立てたスケジュールに受講生がついていく形です。
人には個人に合ったペースがあるのに、誰かの決めたペースについていけない人は道に迷うしかありませんでした。
特に少人数の対面講座では、「この人はいま置いてけぼりになっている」と明確にわかります。
勇気を出して、お金を払って、不安と闘いながら電車に乗って、席について。
「なるほど~!」「できた~!」と盛り上がる周囲と裏腹に、自分だけが講座が進むごとにわからなくなっていく。
「私の質問でみんなの時間を奪ってしまう」「やっぱり私はムリなんだ」と、居たたまれない思いで時間をやり過ごしているのだと、人の前にいるとよくわかるのです。
「この内容の講座は他でもしている。それに私がこのフィールドでいくら頑張っても、一番困っている初心者さんには行き場がない」と実感するたび、やるせない思いが渦巻いていました。
それはまさに、過去の自分だからです。
知らない常識が多すぎて、知り合いに「一から教えて」と頼むのもおこがましい。
コミスタが主流でクリスタを使う人が周囲におらず、公式ガイドブックを見てもチンプンカンプンで、Photoshopの教本とHowto同人誌を買いあさり、わずかな情報を求めてネットを徘徊し、数年かけてやっと仕事で扱えるようになったこと。
ノートパソコンのmacからデスクトップのwindowsに乗り換えたときは、分からないことだらけ。ばっちりウィルスにもかかりました。
楽しかった一方で、これは何だ、これはどうする、と唸ることも多かった。
マウス、板タブ、液タブ、タブレット……と、たくさんのデバイスも使いました。
アナログ原稿の画材代、奨学金と身内の借金の返済、デジタル関係の費用などを捻出するため、バイトとアシスタントとフリーの仕事を並行し、常に睡眠不足でした。
時間とお金をかけまくって、追われるような日々を積み重ねて、結果を出してきました。
だから、できない人の気持ちがよくわかります。
何がわからないか、どこに躓くかもわかります。
漫画家さんのギリギリの環境も想像できます。
どうにかして力になりたい気持ちが、ずっと燻ぶっていました。
一方で、子供のころからの夢が叶い作家の道も見えはじめ、そちらを応援してくれる人もいて、創作活動を頑張りたいとも思っていました。
いま振り返るとすごく中途半端でしたが、当時は本気でした。
どうにか時間をやりくりし、イラストレーター・漫画家・初心者向けの講師をやってやるぜと思っていたのです。
だけど、私の器で三足の草鞋を履きこなし、現場ごとにきめ細やかなサポートをするのは不可能でした。
パンクの決定打はストーカーでしたが、そもそも身の丈に合わない目標を立てていたのが原因です。
たくさんの方にご迷惑をかけ、期待を裏切ってきました。
未解決の問題もありますが、スタンスを改めて、自分にできることをやっていきます。
個別に話を聞き、ホームに通い、その人のペースに合わせ、できるまで何年でも付き合う、家庭教師のような存在
過去の自分が心底求めたコーチ像を体現し、困っている人の役に立ちたい。
この初心を忘れずに、頑張っていきます。
どうぞよろしくお願いします。
その他の自己紹介
細かい部分はブログに記載しています。
よかったらご覧くださいませ◎